「相馬野馬追」開幕 復活へ一歩...浪江で8年ぶり騎馬武者行列

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
8年ぶりに浪江町内を練り歩く相馬野馬追の騎馬武者行列=28日午前

 騎馬武者が勇壮な戦国絵巻を繰り広げる国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は28日、相馬、南相馬、浪江の3市町で開幕した。原発事故による避難指示が昨年3月に一部地域を除いて解除された浪江町では8年ぶりに騎馬武者行列が行われた。標葉(しねは)郷(浪江町、大熊町、双葉町)の騎馬武者56騎が町内を行進、沿道の住民が再開を喜んだ。

 29日は南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地で甲冑(かっちゅう)競馬と神旗争奪戦、浪江町で凱旋(がいせん)行列や標葉郷神旗争奪戦が行われ、最終日の30日は同市小高区の相馬小高神社で野馬懸(のまかけ)を予定している。

 総大将は相馬和胤氏

 相馬野馬追の全軍を指揮する総大将は相馬家33代当主相馬和胤(かずたね)氏の長男行胤(みちたね)氏が2年連続で務め、宇多郷の騎馬武者と相馬市の相馬中村神社から出陣した。

 出陣式で行胤氏は、本県と西日本豪雨被災地の復興を願いながら騎馬武者たちに「威風堂々進軍し数々の武勲を上げてほしい」と鼓舞した。中村城大手門を通って市街地に繰り出し、南相馬市鹿島区の北郷本陣を目指した。