VRやドローン体験 楢葉・モックアップ施設を一般公開

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原子炉建屋内を3Dで再現したVRシステムの説明を聞く来場者

 日本原子力研究開発機構(JAEA)は29日、東京電力福島第1原発の廃炉に向けた県内研究拠点の一つで、楢葉町にある楢葉遠隔技術開発センター(モックアップ施設)を一般公開した。

 施設は廃炉に向けたロボットの遠隔技術開発を目的に整備され、2016(平成28)年に本格運用が始まった。原発事故後の第1原発の原子炉建屋内を3Dで再現したバーチャルリアリティー(VR=仮想現実)システムを備えた研究管理棟と、実物大の容器の一部などを再現した試験体やロボット試験用水槽などがある試験棟を公開、スタッフが分かりやすく説明した。単独の施設公開は3回目で、約150人が来場した。

 VRシステムの体験では、来場者が、高線量のため人が内部で作業できない現状について説明を受けた後、作業計画の作成や訓練で使用している建屋内を再現した模擬空間を体験した。また、簡易ロボットアームや小型無人機「ドローン」の飛行も体験するなど、施設の役割に理解を深めていた。

 平日のみ、見学も受け付けている。問い合わせは同センターへ。