福島っ子...「数学」苦手 学力テスト、中3は全国下回る正答率

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 文部科学省は31日、小学6年と中学3年を対象とした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。県内公立校に通う児童生徒の平均正答率のうち、中3の数学Aは全国平均より2.1ポイント、数学Bは2.9ポイント下回った。都道府県別の順位は数学Aが全国40位、数学Bが同41位と前回より順位を落とし、中3数学の低調傾向は改善されなかった。

 本年度の全国学力テストは国語と算数・数学の主に知識を問う「A問題」、活用力をみる「B問題」に加え、3年に1度の理科が実施された。

 県教委は今回、過度な競争や序列化を避けるため文科省の示した公表方針に基づき、小数点以下を四捨五入して整数値で正答率を出した。整数値の県平均と小数点の含まれた全国平均との比較では、正答率の差が1ポイント以内の場合は「おおむね全国平均」と評価。全10科目のうち、中3の数学Aと同B、全国平均をやや上回った小6の国語Aを除く7科目が「おおむね全国平均」に該当した。

 過去5年間で中3の数学Aは全国平均より1.8~3.2ポイント、同Bは1.3~3.5ポイント低い水準で推移している。ただ算数(数学)の勉強が大切かを尋ねた今回の学習状況調査では、肯定的な回答をした割合は小6で全国比0.4ポイント、中3で同0.6ポイントずつ上回っている。児童生徒の意欲を引き出し、学力向上につなげられるかが課題となる。

 全国学力テストは4月に行われ、本県は431小学校の1万5143人、218中学校の1万5908人が参加した。

 文科省は来年度から、A問題とB問題を統合し、新たに英語を導入する。このため現行のテストは今回が最後となる。