下請け業者が大熊で不法投棄疑い...廃材を仮置き場運ばず埋める

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 大手ゼネコン清水建設の下請け業者が、大熊町で行った家屋解体工事で出た廃材の一部を現場敷地内に埋めていたことが1日、環境省への取材で分かった。同省が発注した建物解体事業で出た木材やガラス、コンクリートの廃材が、町内数カ所で埋められていた。県警は不法投棄の疑いがあるとして、放射性物質汚染対処特措法違反容疑で調べている。

 同省によると、元請けの清水建設から3月末、「下請け業者が地中に廃棄物を埋めていた」と通報を受けた。2017(平成29)年度に町内で行った家屋解体で出た廃材のうち、重機で運搬した後に残った小さな廃材が地中に埋められていた。現場は帰還困難区域や居住制限区域などの複数箇所で、県警は既に数カ所で掘り起こしを行った。

 下請け業者は「小さな廃材だったため、(処理が)面倒で埋めた」と説明しているという。本来は、同省が町内に設けた仮置き場に運搬しなければならなかった。同省が地中から回収した廃材の放射線量は最大で毎時0.23マイクロシーベルトほどだったという。同省は清水建設と下請け業者の行政処分を検討している。