「なみえ焼そば」800食振る舞いへ 西日本豪雨被災地に恩返し

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「なみえ焼そばを食べて力をつけて」と話す芹川さん

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故で浪江町を離れ、二本松、福島両市などで避難生活する同町民有志らが3日から、西日本豪雨の被災地を訪れ、同町のご当地グルメ「なみえ焼そば」を無料提供する。「震災後、支援していただいた恩返し」として、同町だけでなく周辺市町村の避難住民らから寄せられた義援金も届ける。

 浪江町の町民有志らは4、5の両日、広島県三原市のマックスバリュ本郷店で、なみえ焼そばを400食ずつ振る舞う予定。同店は豪雨で高さ3メートルまで店舗が冠水し一時営業できない状況に陥ったが、店頭で部分的に営業を再開した。

 「震災後、不安な毎日を送っていた私たちに心温まる支援をいただいた。私たちにも何かできるのでは」。前浪江町商工会長の原田雄一さん(69)は仲間と"なみえ焼そば応援団"を結成。同店などが加わるイオングループからは復興支援事業として、同町のイベントなどに多大なサポートを受けてきた。

 震災後、二本松市で食堂「杉乃家」を経営し、なみえ焼そばを提供する芹川輝男さん(69)は「食べて元気になって力をつけて、困難を乗り切ってほしい」と話す。3~7日は店を休み、妻春子さん(68)、長男勇慈さん(47)と一緒に向かう。

 義援金は二本松、福島両市の復興公営住宅の各自治会や、借り上げ住宅の住民らから寄せられた。3日は被災した岡山県の津山、高梁、笠岡、赤磐、倉敷、浅口の6市を訪れ、震災後の応援職員派遣などのお礼として義援金を贈る。