『福島の元気』伝えた!ベラルーシで大熊のソーラン踊りを披露

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よさこいソーラン踊りを披露する生徒

 ベラルーシを訪問中の浜通りの高校生でつくる「日本・ベラルーシ友好訪問団」は7月31日午後(日本時間1日未明)、首都ミンスクで、大熊町で受け継がれてきたよさこいソーラン踊りと本県復興の現状を発表した。「福島の元気な姿を伝えたい」。力強い演舞と身ぶり手ぶりで復興を発信する生徒たちの姿は、チェルノブイリ原発事故で苦難の道を歩んだ現地住民の感動を呼んだ。

 ソーラン踊りは、法被を身にまとった訪問団の高校2年生24人が大型ショッピングモールで披露。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故前に大熊中の生徒が町民体育祭などで毎年発表していた踊りで、訪問団の生徒は6月から同校OBの指導で練習してきた。曲が流れ始めると大勢の買い物客が続々と集まった。生徒が威勢の良い掛け声を上げながら踊ると会場は歓声と拍手に包まれた。

 発表会は、現地住民の本県への関心を引き寄せる目的で、ミンスク中心部のホテルで開かれた。ベラルーシ国立大の学生や住民ら約100人が聴講に訪れ、会場は満席となった。

 生徒たちは、住民の帰還が進む被災地の状況や観光再生、ロボット産業など復興への歩みを紹介。女子生徒(磐城)は「将来、震災を経験した人はいなくなるが、私たちが伝えていく」と風化させない決意を披露した。同大のアリーナ・シバエワさん(20)は「ベラルーシの人は事故直後のイメージを持ったまま。発表を聞き、福島は怖くないということが分かったし、魅力にあふれているので訪れてみたくなった」と話した。