福島県特化のプロジェクト 環境省、支援策をパッケージ化

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 環境省は、脱炭素のまちづくりや地域資源の活用など同省の専門分野で福島県に特化した取り組みを進める「福島再生・未来志向プロジェクト」を打ち出す。除染や除去土壌の処理など環境再生の取り組みに加え、本県復興の新たなステージに向けた動きを加速させる狙い。中川雅治環境相が2日、県庁で内堀雅雄知事に方針を示した。

 県からの要望を基に産業創生、脱炭素、自然資源の活用、地域活性化の4点を柱に本県への支援策をパッケージ化し、省内の部局横断で取り組む。産業創生や脱炭素の分野は浜通りを中心に展開し、福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想に基づく環境・リサイクル分野の集積や、営農再開に向けたソーラーシェアリングなどの取り組みを検討する。

 このほか、国立公園の魅力向上や放射線の健康不安に対するリスクコミュニケーションなどの支援策も強化する。具体的な取り組みは今後、県との協議も踏まえ、来年度予算の概算要求などに反映させる。

 内堀知事にプロジェクトの概要を説明した中川氏は「環境再生の取り組みに加え、環境省が本来得意とする分野で県との連携を強化し、未来志向の取り組みを推進していきたい」と述べた。内堀知事は「取り組みの中身を双方で協議し、より良いものをつくり上げることができれば」と応じた。

 中川氏は県庁で吉田栄光県議会議長とも会談し、プロジェクト概要を説明した。