浪江の「水素製造拠点」着工 20年7月までに輸送開始目指す

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
福島水素エネルギー研究フィールドの完成イメージ

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東芝、東北電力、岩谷産業の3社は9日、浪江町に整備を計画している世界最大級の水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」の建設工事を始めた。東京五輪・パラリンピックでの県産水素の使用を見据え、2020年7月までの水素の輸送開始を目指す。

 同拠点は、年間で燃料電池自動車1万台分に相当する水素を製造できる最大1万キロワット規模の水素製造装置と、水素製造に用いる電力を再生可能エネルギーで賄うための太陽光発電施設を整備。19年10月までに設備を完成させ、その後、試運転を行いながら輸送や貯蔵の技術を実証し、需要に応じて水素を有効に活用できるシステムを構築する。

 製造した水素は圧縮水素トレーラーで輸送し、全国の水素ステーションなどに供給する予定で、東京五輪の選手村での活用も目指す。同拠点は、本県を水素エネルギーの一大生産地とすることなどを掲げる「福島新エネ社会構想」の核となる。