ふたば未来・水井が女子単V、2冠達成 全国高校総体バドミントン

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バドミントン女子で団体と合わせて2冠を達成したふたば未来の水井ひらり

 全国高校総体(インターハイ)「東海総体2018」第9日は9日、静岡県の浜松アリーナでバドミントン男女シングルス決勝が行われ、女子で水井ひらり(ふたば未来3年)が佐川智香(栃木・作新学院)を2―0で下し、初優勝した。水井は女子団体と合わせて2冠を達成した。

 県勢の女子シングルス優勝は2016(平成28)年の仁平菜月(トナミ運輸、富岡高卒)、17年の高橋明日香(ヨネックス、ふたば未来高卒)に続き3年連続。水井は序盤に硬さがみられたものの第1ゲームを21―18で先取。第2ゲームは落ち着いた試合運びで得点を重ね、21―14で快勝した。

 母子2代、五輪へ一歩

 母と叔母の名前が歴史に刻まれた優勝カップをうれしそうに掲げた。「誰にも負けたくない。負けられなかった」。女子シングルス初制覇の水井ひらり(ふたば未来3年)は母も駆け付けた応援席に向かって最高の笑顔を見せた。

 優勝候補の水井は2回戦から登場。決勝を含めて6試合全てで一ゲームも落とさない圧巻の強さだった。「特に強くなったのは精神面。いつもの自分を出せれば大丈夫だと言い聞かせていた」。決勝は出だしこそ相手の速い攻撃にリードを許したが、粘り強く打ち返して形勢を逆転、ストレート勝ちした。

 奈良県出身。元バドミントン五輪代表の母妃佐子さん(46)は1988(昭和63)、89年に高校総体を連覇、叔母の泰子さん(42)も同じく91、92年の高校総体を連覇し、2度五輪に出場している。母の影響もあって小学1年から競技を始めた水井だが、妃佐子さんは「昔は諦め癖があった」と振り返る。

 小学校を卒業後、親元を離れトップクラスの選手が集まる富岡一中に進学。ふたば未来高へと進み、中学、高校の6年間でナショナルチームに招集されるまでに力を付けた。「諦めない我慢強さが身に付いた」。妃佐子さんは成長した娘の姿に目を細めた。

 「自分も歴代の優勝者と名前を並べる」と誓ったという水井。高校王座をつかみ取った女王の夢は親子2代の五輪出場へと続いていく。