神木のシダレザクラ折れる 強風影響、いわき・飯野八幡宮

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強風で幹が折れた飯野八幡宮のシダレザクラ

 いわき市の飯野八幡宮の神木として地域住民に愛されてきたシダレザクラが強風の影響で幹から折れていたことが10日、分かった。

 同神社の飯野光世宮司(70)は「地域の人に愛された桜だっただけに残念だ」と肩を落とした。

 飯野宮司が折れたシダレザクラを発見したのは7日朝。木の幹の中間が折れ、上の部分が倒れていた。周りに建物はなく、被害はなかった。

 市内では6日夜から7日早朝にかけてやや強めの風が吹いていて、福島地方気象台によると同市の小名浜特別地域気象観測所で7日午前0時に風速11・8メートルの風が観測されていたという。

 飯野宮司によると、シダレザクラの樹齢は390年以上あり、磐城平第3代藩主内藤義概が植えたものという由緒ある神木。近くに立つ同神社の儀式殿が明治初期に火災に遭った際には木の半分が燃えたがそれでも生育し、春には見事な花を咲かせ、市民の心を癒やしていた。

 飯野宮司は「今年の春は花の咲きが例年に比べて良くなく、強風だけではなく寿命もあったのかな」と振り返った。同神社では、樹木を根元の部分だけでも残す方針という。