「車いすラグビー」日本初V 世界選手権、最年少で橋本選手参加

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 車いすラグビーの世界選手権最終日は10日、シドニーで決勝が行われ、2016年リオデジャネイロ・パラリンピック銅メダルで世界ランキング4位の日本がリオ大会覇者で世界1位のオーストラリアを62―61で破り、初優勝を飾った。世界選手権、パラリンピックを通じ、日本の金メダルは史上初。日本代表には、本県から最年少メンバーとして橋本勝也(田村高1年)が参加している。

 車いすラグビー世界選手権で初優勝を飾った日本代表。田村高1年の橋本勝也選手(三春町)が最年少メンバーとして参加しており、快挙達成に、橋本選手の地元では喜びの声が広がった。

 橋本選手は生まれつき足に障害があり、車いす生活を送る。中学時代、友人が部活動に熱中する姿を見て「自分も自分らしく輝いてみたい」と競技を始めた。障害の有無にかかわらず挑戦することの大切さをつづった作文で、昨年の全国中学生人権作文コンテスト県大会最優秀賞を受賞した。

 一方で、県内では競技人口が少ないため、練習や試合の機会を求めて県外に遠征して実力を伸ばした。その努力が報われ、日本代表の座をつかんだ。田村高の広瀬敬彦校長は「学校での壮行会で『チームの勝利に貢献したい』と言っていた。優勝チームの一員になれたのは自信になる」と声を弾ませ「東京パラリンピックでの活躍を目指してほしい」とエールを送った。

 三春町は横断幕を掲げるなどして橋本選手の快挙をたたえる考えだ。世界選手権前に橋本選手の訪問を受けた鈴木義孝町長は「たいしたもんだ」と手放しで喜び「不自由さがある中での頑張りは多くの人の手本になる。町を挙げて応援していきたい」と期待を込めた。