切れ味抜群『ひふみん節』 将棋人気「私と藤井七段のおかげ」

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将棋界の盛り上がりについて「私と藤井聡太七段の活躍のおかげ」と話す加藤九段

 将棋界に大きな足跡を残し、「ひふみん」の愛称で親しまれる加藤一二三・九段(78)らを招いた「夏休み将棋フェスタ」は11日、福島市のとうほう・みんなの文化センターで開かれ、来場者が将棋の魅力に触れた。福島民友新聞社の主催、日本将棋連盟県支部連合会の共催、シンセンドーの特別協賛。

 加藤九段のトークショーでは、藤井聡太七段の活躍などで盛り上がりを見せる将棋界や自身の人生観などについて語った。このほか同時開催された将棋大会の優勝者とプロ棋士の公開対局や大盤解説、指導対局、加藤九段のサイン会、プレゼント抽選会も行われた。

 ひふみん、会場の笑い誘う

 11日に福島市のとうほう・みんなの文化センターで開かれた「夏休み将棋フェスタ」のトークショーでは、加藤一二三・九段が独特の"ひふみん節"を響かせた。空前の盛り上がりを見せる将棋界について「私と藤井聡太七段の活躍のおかげ。藤井さんは研究熱心で礼節を持つ天才」とたたえた一方で、「私は塗り替えられることのない数々の大記録を持つ大天才」と誇り、会場の笑いを誘った。

 63年に及ぶ現役時代を振り返り「常に自信と勇気を持って対局に臨んできた。私の棋譜は100年、200年たっても色あせず感動を与える自負がある」と語気を強めた。生涯現役を掲げる人生観について「忍耐力を持ち、仕事と家庭を大事にすることがこつ」と紹介した。

 仕事で何度も訪れた本県に好印象を持っており「数年前に二本松市の方から激励の手紙を頂き、ありがたかった」と話した。

 将棋の上達について「新聞の将棋欄の観戦記事を読み、定石(最善の決まった指し方)をしっかり学ぶこと」と述べた。登壇した竹部さゆり女流三段とも絶妙な掛け合いを見せた。

 加藤九段のサイン会や記念撮影会もあり、会場は大いに沸いた。