福島第1原発でクレーンの荷重「超過」 安全衛生法違反の疑い

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 東京電力福島第1原発3号機で核燃料の輸送容器をつり上げるクレーンで不具合が発生した問題で、東電は17日までに、発生当時、クレーンの定格荷重を1トン超える荷物を持ち上げたため労働安全衛生法に違反する可能性があるとして、富岡労働基準監督署に報告した。東電が同日発表した。

 クレーンは15日に資機材をつり上げた際、異常を知らせる警報が鳴り、自動停止した。東電は原因を調査する中で、当時、試験用のおもりなど50.6トンと模擬燃料0.4トンの計51トンをつり上げ、クレーンの定格荷重(50トン)を超えていたことを確認。労働安全衛生法のクレーン等安全規則に違反する可能性があるとして16日、同労基署に報告した。

 ただクレーンは定格荷重の125%(62.5トン)で落成検査に合格しており、今回の不具合の原因かどうかは不明という。東電が引き続き原因を調べている。