「全国ブナ林フォーラム」10月開催 自然首都・只見で課題解決

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全国ブナ林フォーラムの開催意義などを語る菅家町長(右)と渡部副実行委員長

 国内屈指の面積を誇る原生的なブナ林が広がり、「自然首都」を掲げる只見町で10月20日から3日間、「全国ブナ林フォーラム」が開かれる。ブナ林の保護・保全や持続可能な利用に取り組む日本各地の組織・団体が集い活動報告や意見交換、相互交流を行い、ブナ林や山間地域の未来について考える。

 フォーラムは、町と同フォーラム町民実行委員会(委員長・菅家三雄町長)の主催。同町にはブナ林に代表される豊かな自然があり、2014(平成26)年には町全体がユネスコエコパーク(生物圏保存地域)の登録地となり、自然と人間が調和するモデル地域としての取り組みを強化している。

 フォーラムは07年の「自然首都・只見」宣言から10年が経過したことから、過疎や高齢化という山間地域の課題を解決する機会にしようと企画された。

 2日目の10月21日午前10時からは同町の季の郷湯ら里で紙谷智彦新潟大名誉教授がブナ林の保護と利用について基調報告するほか、北海道から宮崎県までの6人が活動を報告。アトラクションとして早乙女踊りが披露され、午後3時30分からパネル討論が行われる。

 初日の20日はブナ林散策などの自然観察会、22日にはオプションの自然観察会が開かれる。参加などの問い合わせは事務局の只見町ブナセンターへ。

 菅家町長と副実行委員長で町公認自然ガイドの渡部和子さんが17日、会津若松市役所で記者会見し、フォーラムの概要や開催意義などを語った。菅家町長は「只見町の良さを再認識する機会にしたい」、渡部さんは「自然が当たり前の土地だが、他にない価値観を見いだす機会になればいい」と期待を語った。