福島県産「ナシ」...ベトナムへ出発 17年の1.2倍、14トン輸出

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ベトナムへ向けてトラックに積み込まれるいわき市産のナシ=20日午前、JA福島さくらいわき梨選果場

 JA福島さくら(本部・郡山市)は20日、いわき市でベトナムへの県産ナシ輸出の出発式を行った。初輸出した昨年の1.2倍に当たる14トンの輸出を計画し、現地のイオン系「イオン」「シティーマート」約30店舗で25日から販売するほか、新たにマレーシアの店舗でも1トンを販売する。

 同JAはいわき市産の「豊水」を追加した「幸水」「新高」、郡山市産の「二十世紀」の計4種類について、来年年明けまで船便で輸出する計画。今回、県と連携して果実の鮮度を維持したまま長期間輸送できる氷感冷蔵庫保管を試験的に導入し、空便と比べてコストが低く大量輸出できる船便での取扱量拡大を見据える。10月後半からピークを迎える「新高」を来年1月のベトナムのテト(旧正月)に合わせた輸出を目指す。

 販売元のイオンは、昨年、本県と茨城、宮城の3県産だった取り扱いを本年は本県のみとして販売促進につなげる。県産ナシの販売価格は1玉2Lサイズ約400円で現地の富裕層向け商品となる。

 式では、現地イオンで販売促進するため空輸するいわき市産ナシ「幸水」500キロをトラックに積み込んで出発した。結城政美組合長は「全国、世界に誇れるナシ。地域振興の足掛かりになるよう努力していく」とあいさつ、関係者らがテープカットした。

 25日には、結城組合長らJA関係者がイオンベトナムでPRする。ナシ農家ら出席者は風評払拭(ふっしょく)や県産農産物のブランド力向上を期待した。