福島ガイナックス「子会社化」 木下グループ、2社に業務分割

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 三春町のアニメ制作会社福島ガイナックスは、住宅やエンターテインメント事業を手掛ける「木下グループ」(東京都)と連携し、アニメ制作部門を強化する。同社が同グループの傘下に入り、アニメ制作事業を担う新会社「ガイナ」(東京都小金井市)とアニメイベント運営などを担う「福島ガイナ」(同町)の2社に業務を分割した。ガイナが20日、発表した。

 元福島ガイナックス社長で、両新会社の浅尾芳宣社長は「木下グループと連携し、ガイナを日本を代表するアニメ拠点にしたい。福島ガイナでは引き続き、福島復興や地域創生のため、ミュージアムやイベント運営に取り組んでいく」としている。

 子会社化は業務拡大が狙い。木下グループは傘下に映画配給会社があり、アニメ作品の発信力強化を目指す福島ガイナックスと経営方針が合致した。福島ガイナは「空想とアートのミュージアム 福島さくら遊学舎」(三春町)の運営を担当するなど、本県の復興、地域創生に取り組んでいく。

 福島さくら遊学舎は2013(平成25)年、閉校した校舎を利用してオープン。これまでに、ジブリ作品の展示会開催などアニメ文化発信に取り組んできた。新会社の福島ガイナは、ガイナが開発するアニメ作品などを活用し、イベントの誘客増につなげたい考え。