「指定廃棄物処分場」情報発信へ 富岡・リプルンふくしま公開

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展示物に触れる地域住民や有識者ら

 東京電力福島第1原発事故で出た県内の指定廃棄物を富岡町の国有埋め立て処分場(旧フクシマエコテッククリーンセンター)で最終処分する計画を巡り、環境省は22日、同町上郡山の国道6号沿いに整備を進めている情報発信施設「リプルンふくしま」を関係者に公開した。同施設は24日に開館する。県や同町、搬入路がある楢葉町の住民、有識者でつくる管理型処分場環境安全委員会の委員らが視察した。

 施設は鉄骨平屋建て約550平方メートル。同処分場の模型を専用のタブレット端末越しに見ると説明文が表示される展示物や、処分場の10分ごとの放射線量を示すモニターなどを設置している。施設の周りには約2ヘクタールの「モニタリングフィールド」を整備。処分場に降った雨水が流れてくる川があり、来館者が水の放射性物質検査などを体験できる。

 同委員会委員長で福島大共生システム理工学類の河津賢澄特任教授は「工夫が凝らされた展示で、特に子どもは楽しみながら処分場の役割や安全確保の取り組みを理解できる」と話した。

 施設公開後、環境省は委員に対し、昨年11月の指定廃棄物の搬入開始からこれまでに、処分場や敷地境界の空間放射線量にほぼ変化がないことを説明した。周辺河川の水の放射性物質濃度も検出下限値(1リットル当たり1ベクレル)以下だった。