ダム貯水率『ゼロ』...コメ質低下懸念 新宮川ダムの受益エリア

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 記録的な猛暑や降雨量の減少により、会津宮川地区(会津美里町、会津坂下町)に農業用水を供給する新宮川ダム(会津美里町)の有効貯水率が23日、ゼロになった。

 依然として厳しい暑さと水不足が続き、農家の間には「コメの質の低下が心配だ」など、今後の影響を不安視する声が広がった。異例の事態に自治体などが緊急の渇水対策を講じるなど、関係者が対応に追われている。同ダムの貯水率ゼロは2005(平成17)年の使用開始以来初めて。会津宮川土地改良区(理事長・渡部英敏会津美里町長)によると、23日午前9時現在、0.1%だった有効貯水率は、同日午後2時ごろにゼロになった。

 貯水率ゼロを受けて同改良区では24日以降は山などからダムに流入する「自流水」のみを放流する。ダムを管理する県会津農林事務所は、ダムの底にわずかに残ったたまり水も活用する。