貯水率が限界...「藤沼ダム」給水停止 須賀川3地区の農業用水

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今季の水の供給を停止した藤沼ダム=24日午後3時15分ごろ、須賀川市・藤沼湖

 須賀川市長沼、稲田、桙衝の3地区の農地約830ヘクタールに農業用水を供給する藤沼ダム(同市)は24日、取水可能な貯水率の限界を迎えたことから、今季の水の供給を停止した。

 取水管理者の江花川沿岸土地改良区(同市)によると、一部の受益地では稲の葉の枯れや地面のひび割れなどがみられるものの、大きな被害は確認されていないという。春先の好天により稲の生育が例年より1週間程度早く、コメが水を最も必要とする「出穂期」をおおむね過ぎたことから、今後の収穫に大きな影響はないとみて供給停止を決定した。同日午後3時現在の貯水率は7.6%。受益地の農家は今後、必要に応じて川などから水をくみ上げるなど、個別に対応する。

 渇水を受け、同改良区は3日から、水位が低下しても水を供給できる「緊急用取水ゲート」で水量を調整しながら放流を続けてきた。供給停止の作業では、同改良区の安田勝男事務局長(72)らが同ゲートを閉鎖する作業などに当たった。