4世紀中ごろから後半か 須賀川・団子山古墳に「周溝」確認

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発掘調査の成果を発表した現地説明会

 須賀川市と福島大行政政策学類考古学研究室による、同市日照田の市指定史跡「団子山古墳」の発掘調査で、古墳の周囲を巡る「周溝」が確認された。市と同研究室は、周溝を基に同古墳の正確な規模など詳細を調べる。

 市と同研究室が26日、現地説明会を開き、発掘調査の成果を報告した。

 同研究室は2012(平成24)年から同古墳の発掘調査を行っている。これまでの調査で同古墳が前方後円墳であることや、古墳時代前期(4世紀代)のものとみられる埴輪(はにわ)などの出土品が確認されている。市によると、同時期の埴輪を持つ古墳は県内では3例あり、中通り地方では同古墳が唯一。

 8月から市と同研究室が行った調査では、後円部の北側に周溝が確認されたほか、埴輪片が出土。ほかの時代の遺物がみられないことなどから、周溝は同時代のもので、同古墳が造られた年代は4世紀中ごろから後半とみられることがより明確になった。