恒和薬品、郡山に物流センター新設へ 業界では東北最大級

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 医療用医薬品卸売業の恒和薬品(郡山市、滝田康雄社長)は福島県郡山市喜久田町の本社近くに、医薬品業界では東北最大級となる物流センターを新設する。2020年5月までの稼働を目指し、来月中に着工する方針。同社は30日に現地で安全祈願祭を行う。

 物流センターは東北全体をカバーし、東日本大震災、原発事故の教訓を踏まえ、災害時の対応を想定した強固な物流体制を整える。恒和薬品は、同業者の小田島(岩手県花巻市)と10月1日付で合併し、社名を東北アルフレッサに変更する。物流センターは、花巻市と郡山市の2カ所体制となる。

 敷地面積は約2万平方メートル、建物は鉄骨造り3階建て。屋上にはヘリポートを整備し、大規模災害が発生した場合、ヘリポートを使って首都圏などの医薬品メーカーや医療機関をつなぐ役目を果たす仕組みを整える。物流が途絶えた場合に対応するため、地域住民向けの水などの物品と、医薬品を大量に備蓄する方針。

 このほか自家用給油所も設け、トラックなどがガソリンを補給できるようにする。敷地内には企業内保育所も設け、社員の子育てと仕事の両立を目指す。

 物流センターは、東北道郡山インターチェンジから北に約1キロの国道49号沿いで、2017(平成29)年1月に閉店した東洋健康センターの跡地。約30年にわたる営業を終え、注目されていた跡地利用が、物流センターとして生まれ変わる。