21年5月開院へ 坂下厚生病院と介護施設、今年10月造成着手

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坂下厚生病院のイメージ図

 老朽化に伴う移転新築が協議されていた会津坂下町の坂下厚生総合病院と介護老人保健施設なごみが2021年5月、現在地から約800メートル北西の同町柳田で開院する見通しとなった。

 今年10月に造成、来年6月に建築工事に着手する。運営主体のJA福島厚生連が28日、福島市で経営管理委員会を開き、新病院・施設の土地取得を承認した。

 鉄骨3階建ての新病院と鉄骨2階建てのなごみ新施設を併設。地域医療の拠点として機能強化を図る。敷地面積は約3万7300平方メートル。

 新病院の診療体制は内科や外科、小児科、産婦人科など現在の12科のままだが、人口減少やベッド稼働率を考慮して病床数は現在より1割減の159床となる。

 外来や救急、放射線、健康診断などの機能を1階に集約することで、患者が移動する際の負担軽減や診療の円滑化につなげる。

 さらに点滴やけがの治療を行う中央処置室を設け、人員や物品を効率的に動かす。

 新施設の病床数は100床で現状を維持する。新病院と渡り廊下でつなぎ、1階に通所リハビリテーションなどを整備する計画だ。

 駐車場の収容台数は患者用と職員用を含め約690台で、路線バスの乗り入れも調整しているという。

 同病院は1958(昭和33)年に開設され、救急外来を受け入れる河沼、大沼両郡などの中核病院を担っている。これまで数回にわたり増改築されてきたが、老朽化や耐震課題などが指摘されていた。

 移転新築を巡っては、県内最古級の古墳を伴うことで重要視される稲荷塚遺跡が建設予定地にあり、発掘調査のため当初予定より着工が約1年遅れている。