支援に感謝し交流 飯舘と鹿児島の児童・生徒、復興の現状学ぶ

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合唱を通して交流する飯舘村と出水市の子どもたち

 鹿児島県出水市の小、中学、高校生が28日、飯舘村の草野、飯樋、臼石の三つの小学校と飯舘中の合同校舎を訪れ、東京電力福島第1原発事故による避難生活や帰還後の学校生活などから、福島県の復興の道のりを学んだ。

 同市の子どもたちは原発事故後、避難先の仮校舎で学ぶ子どもたちを励まそうと、学校で栽培したコメやサツマイモをはじめ、文房具や図書などを日赤県支部を通して寄付してきた。

 これまでの支援の感謝や本県の現状を肌で感じてもらおうと、日赤県支部が同市の小、中学、高校21校から22人の子どもたちを招待した。

 合同校舎では、小、中学生が分かれて活動。小学生は、4月に再開した校内を村の児童が案内。中学生は、「ふるさと学習」の成果などを発表した。

 質疑応答で、出水市の生徒が「避難所で苦労したことは」と質問。飯舘中3年の男子生徒が「深夜に赤ちゃんが泣きだすことがあったり、食料が足りなかったりした」と当時の様子を話した。

 高尾野中2年の女子生徒は「被災地を実際に訪れて学ぶことが多かった。困った人がいたら支援をしたいし、自分が被災したら負けない気持ちを持ちたい」と話した。

 一行は、三春町の県環境創造センター「コミュタン福島」やいわき市のワンダーファームなども訪れた。