下校後は「留守電」対応 いわきの小中学校、2学期から運用へ

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 いわき市教委は31日、市内小、中学校の児童、生徒の下校後の時間帯や休校日の電話対応について、2学期から留守番電話の運用を導入したと発表した。教職員の時間外勤務短縮を図る「働き方改革」施策の一環。県内の市では初めてだが、緊急時の連絡対応などを懸念して運用に慎重な学校もあり、市内全校での本格運用には課題も残る。

 市教委によると、これまでは夜間でも教職員が学校にいれば、内容にかかわらず保護者らからの電話連絡に対応することが多く、学校の滞在時間が増す一因になっていた。留守番電話を導入することで電話対応時間を解消し、時間外勤務短縮につなげたい考え。

 市教委によると、土、日曜日や祝日、年末年始などの休校日は終日、各校で週1回定める児童、生徒の一斉下校日は午後4時30分、それ以外の平日は部活を終えた児童、生徒の下校が完了した30分後からの運用を基本とするが、実際の運用や緊急時の連絡手段は「学校ごとに対応を委ねる」としている。

 現場での導入はばらつきがあるのが現状。ある中学校は「部活終了後にこちら側から連絡したいケースもある」などとして、運用していない。「緊急時に保護者が連絡したい際の対応も考えないといけない」と課題を挙げる。一方、8月27日から運用している中学校は職員が残っていれば対応するようにしており「混乱なく運用できている」という。

 緊急時の学校への連絡については保護者も不安を抱く。中学生の娘を持つ同市の50代男性は「緊急時に連絡を取れる窓口はしっかり確保してほしい」と話した。