ゴスペラーズ・北山さん、ふたば未来生に『心に届く』歌唱指導

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部員たちに歌唱指導する北山さん

 相馬市小高区在住の芥川賞作家柳美里さん作・演出、ふたば未来学園高演劇部出演の演劇「静物画」の上演を前に、広野町の同校で31日、稽古が行われた。コーラスグループ・ゴスペラーズの北山陽一さんが駆け付けて歌唱指導を行い、部員たちが観客の心に届く歌い方を学んだ。

 演劇は柳さん主宰の演劇ユニット「青春五月党」の復活公演として、同市小高区の小劇場「LaMaMa ODAKA」で14日から17日まで6公演上演される。劇では出演者が歌を披露するシーンがあり、歌唱指導者を探していた柳さんが知人の放送作家に相談したところ、北山さんを紹介されて今回の指導が実現した。

 北山さんは「歌詞の内容が何を指しているのかを考えながら歌ってほしい」と呼び掛け、部員たちは歌詞についてそれぞれの解釈を披露。その後、部員たちが歌い、北山さんが歌う際の注意点などを指導、「良い公演になることを期待している」とエールを送った。

 「静物画」は高校の文芸部を舞台に生徒たちの会話で日常を描く。柳さんが20代前半で書いた戯曲で、復活公演では東日本大震災や東京電力福島第1原発事故を受けた部員たちの体験や記憶などを盛り込んでいる。