福島の戊辰戦争「世良修蔵暗殺事件」紹介 長楽寺で書簡など展示

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福島藩の戊辰戦争について紹介している展示

 福島藩の本拠だった福島市中心部にある長楽寺(同市舟場町)で1日、戊辰戦争に関する展示「福島の戊辰戦争―幕末の動乱と福島藩」が始まった。戊辰戦争の戦火が東北に拡大する契機となった「世良修蔵暗殺事件」など福島藩の戊辰戦争の歴史を紹介している。17日まで。入場無料。市教委と同寺の主催。

 新政府軍の下参謀だった長州藩士世良修蔵は旧暦の1868(慶応4)年うるう4月20日未明、福島城下の旅籠「金澤屋」に宿泊中に仙台藩士らに襲撃され、尋問後に阿武隈川の河原で斬首された。展示会場となった同寺は世良が殺害された場所に近く、時期は違うが新政府軍と奥羽越列藩同盟軍の軍事局が置かれた歴史的な舞台でもある。

 展示では史料約30点が並ぶ。暗殺事件の引き金となった世良の密書と伝わる書簡、明治初期に行われた暗殺事件の裁判記録、福島藩士の出兵、新政府の占領政策、戦争に苦しむ領民の姿が伝わる展示などがある。時間は午前9時30分~午後4時。