「熟成酒」を東京で11日販売 大内宿・三沢屋「誘客の契機に」

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銀座で販売する「大内宿雪中百姫」と「立葵」を紹介する只浦当主(中央)と佐藤専務(右)ら

 国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている福島県下郷町の大内宿で酒店や茶屋などを営む大内宿九代目三沢屋久右衛門(只浦豊次当主)は11日、東京・銀座のイベントで花春酒造(会津若松市)が製造した特別純米酒と純米大吟醸の熟成酒を販売する。

 これまでは大内宿の店舗限定で、店外では初めての販売となる。只浦当主は「イベントをきっかけに首都圏に販売を広げたい」と話している。

 販売するのは、2010(平成22)年から毎年、特別純米酒8千本を仕入れ、雪室で100日間寝かせた後、コンテナ氷温庫で温度管理した「大内宿雪中百姫(ももひめ)」の5年貯蔵と、「山田錦」を酒米として19年前に製造された純米大吟醸を冷蔵庫で寝かせた「立葵(たちあおい)」。いずれも720ミリリットル。

 共に造りたての香りを残しながら、荒々しさが抜けたまろやかな味わいが特長で、5度以下が飲みごろという。

 イベントは招待者限定で、東日本大震災前から只浦当主と親交のある俳優の中尾彬さん、池波志乃さん夫妻も駆け付ける。大内宿保存会長を務める只浦当主は「震災後、落ち込んでいる観光客を増やす契機にもしたい」と話している。

 只浦当主と花春酒造の佐藤清専務、政元亮子首都圏担当課長が3日、PRのため福島民友新聞社郡山総支社を訪れた。同店では、貯蔵年数ごとに価格が異なる雪中百姫を2500円(税込み)から販売。立葵は3万円(同)。問い合わせは同店(電話0241・68・2927)へ。