東京五輪・パラ会場で厳格「手荷物検査」 あづま球場も適用へ

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県産酒などが振る舞われたメディア向けのレセプション=4日、東京・有明

 2020年東京五輪・パラリンピックの取材を予定している国内外のメディア向け説明会が4日、東京都で始まり、大会組織委員会が過去大会と同様に競技会場の入り口などで空港並みの厳格な手荷物検査を行う方針を示した。野球・ソフトボール競技の一部試合が行われる福島市のあづま球場でも適用される見通し。

 組織委の担当者が大会の準備状況や取材の手続きなどを発表した。報道関係者の宿舎として、福島市の4施設、205室を確保していることも報告された。

 同日夜はレセプションが開かれた。組織委は復興五輪と位置付けられた大会をPRするため、県産品を用意。参加者に県産酒や県産食材を使った料理などが振る舞われた。乾杯酒には豊国酒造(古殿町)の「純米酒 一歩己(いぶき)」が使われ、国権酒造(南会津町)も日本酒を提供。参加者からは「エクセレント」「多くの酒蔵がある福島に行ってみたい」などの声が聞かれた。豊国酒造9代目で醸造責任者の矢内賢征(けんせい)さん(32)と国権酒造の細井信浩社長(46)は「国内外のメディアに県産酒の安全性だけでなく、おいしさも発信してほしい」と願った。会津産の県オリジナル水稲品種「天のつぶ」や岩手、宮城両県のコメの食べ比べも人気を集めた。

 組織委の森喜朗会長はJヴィレッジ(楢葉、広野町)の一部再開や本県から出発する聖火リレーに触れ「(震災から)10年目を迎える被災地の姿を福島から発信してほしい」と訴えた。小池百合子都知事は「被災地の復興なくして東京五輪の成功はない」と強調。吉野正芳復興相(衆院福島5区)は放射性物質の検査で県産食品の安全が担保されている実績を示し、「福島は安全でおいしい食べ物の産地。地域や食の魅力を楽しんでもらうことは復興支援になる」と東北への訪問を呼び掛けた。

 説明会は7日まで、都内の競技会場を巡るツアーなどが行われる。