「サン・チャイルド」18日から解体 福島市、撤去費100万円以上

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展示終了が決まった「サン・チャイルド」(8月撮影)

 福島市は7日、同市の教育文化施設「こむこむ」前に設置した現代アートの立像「サン・チャイルド」について、17日で展示を終了すると発表した。18~20日に解体し、市の施設で保管する。その後の扱いは決まっていない。

 立像は現代美術作家ヤノベケンジさんが復興への願いを込めて2011(平成23)年に制作。復興の象徴にしようと、市は8月に設置したが、防護服姿の子どもや線量計を模した胸のカウンターが「000」となっていることなどに批判が集まり、木幡浩市長は撤去する方針を示していた。

 撤去決定後、多くの人が立像を見に来たり、撮影する姿が見られ、市には「立像を残してほしい」と惜しむ声も寄せられるようになった。7日、立像を見上げていた男性は「原発問題の議論を呼んだのでアートとしては評価できる。一方で、公共スペースに、批判が出るような立像を設置した行政には問題があるのではないか」と話した。

 立像を巡り市は設置に133万円をかけており、撤去には100万円以上がかかるとしている。