機構理事長にIHI会長・斎藤保氏 福島イノベ・コースト構想

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 浜通りの産業復興の柱となる福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の中核を担う「福島イノベーション・コースト構想推進機構」は7日、福島市で理事会を開き、新設する理事長に重工業製造メーカー「IHI」会長の斎藤保氏(66)を選んだ。機構は民間企業の代表や有識者を理事に迎え役員体制を一新、同構想の具体化に向け官民連携を強化する。就任は10月1日。

 イノベーション構想は4月に国の認定を受け、国家プロジェクトに位置付けられた。だが構想の周知が進まず地元企業の参入の方策なども見えないのが課題で、民間の知見を生かして産業集積や人材育成を進める狙いだ。

 理事は本県に進出するなどのゆかりがある企業やロボット研究の有識者らで構成。理事会では専務理事に伊藤泰夫事務局長(59)、参与に4人を選んだ。

 斎藤氏は1997(平成9)年にIHI相馬工場の設立に尽力。製造コストの半減や工期短縮といった大幅な効率化を目標に掲げて実現した。航空・宇宙関連産業分野に精通している。 斎藤氏は7日、県庁で内堀雅雄知事と会談し、「イノベ構想を国内外に周知し、地元経済に寄与したい」と抱負。内堀知事は「1、2年で目に見える『サクセスストーリー』を作っていければいいと思う。一心同体で頑張りたい」と語った。