「ひよりちゃん」かわいいデザイン準備中! 常磐線全線開通応援

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キャラクター制作を企画した(左から)大和田さん、馬場さん、石川さん

 南相馬市職員と東京都杉並区職員の有志が、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴い一部不通が続くJR常磐線の全線開通を応援するキャラクター制作に取り組んでいる。キャラクターの名称は「常磐日和(ときわひより)」(愛称・ひよりちゃん)。災害を乗り越え、人々や地域が再び「つながる」ことをテーマに、ひよりちゃんを活用した商品開発、同線各駅の人々を紹介する活動などを通じて、沿線の地域振興につなげたい考えだ。

 制作に取り組むのは、震災後に杉並区へ派遣された市職員の馬場仁さん(44)と大和田智之さん(38)、派遣当時の同僚だった杉並区職員石川雄太さん(37)の3人を中心とするメンバー。同市と同区の交流は約45年前から。同区の少年野球チームが原町市(現南相馬市)で交流試合を行ったのが始まりで、2007(平成19)年に両自治体が災害時相互援助協定を結び、互いに職員を派遣するなど交流を深めてきた。

 キャラクター制作のきっかけは石川さんが14年に制作した中央線を応援するキャラクター「中央線ライダー」。有志3人が「常磐線でもキャラクターを作り、福島を元気にしよう」と意気投合。約2年前から準備を進めてきた。

 キャラクターのデザインは原町高美術部の生徒と女子美術大(同区)の学生ら約20人が考案中で、12月の完成を目指している。南相馬市の同校で7日、ワークショップが開かれ、常磐線沿線の街並みを思い浮かべながら、一人一人がデザイン案を紙に書いた。

 石川さんは「首都圏から福島へ人を呼び込む起爆剤として完成させたい」とひよりちゃんに大きな期待をかける。原町高2年の野凛子部長は「常磐線を活気づけられる、かわいいと感じてもらえるデザインを描きたい」と話している。