経済活性化へ森林整備 三島町「木の駅事業」、間伐材提供に商品券

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 三島町は今秋、町内の森林整備を地域経済の活性化につなげる「木の駅事業」を新たに始める。町民が間伐した木材を町の施設で燃料として活用し、木材を提供した町民に地元で使用できる商品券を支給する。

 事業は東海や関西などの自治体を中心に全国規模で行われているが、町によると福島県内での導入は初めて。11日の9月議会で、関連予算案が可決された。

 町によると、町の面積の約9割、約92ヘクタールが山林となっているが、高齢化などを理由に手入れされていない森林が増えている。放置すれば土砂流出など災害の危険性も高まるため、新たに事業を企画した。

 町民や地区団体が間伐した木材を、町内で利用可能な商品券と交換する形で町が買い取る。1立方メートル当たり4500円分程度の交換を想定。町内の生活工芸館や、移住体験住宅の薪(まき)ボイラーなどの燃料として木材を活用する。10月ごろから事業を始めたい考え。

 将来的には、民間事業者と協力して事業協同体を新たに設立し、間伐作業の委託を受けたり、燃料以外での木材の活用も目指す。

 担当者は「森林整備と経済が町内で循環する仕組みにしていきたい」と話す。