福島市に4500万円賠償命令 市道脇の側溝転落、女性に後遺症

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 福島市の市道脇の側溝に落ちてけがをし、後遺症を負ったとして、同市の女性(82)が道路を管理する市に慰謝料など約1億4200万円の損害賠償を求めた訴訟で、福島地裁(遠藤東路裁判長)は11日、市が注意喚起や安全対策を怠ったと認定し、約4500万円の賠償を命じた。

 遠藤裁判長は、市道周辺は歩道や十分な路側帯がなく、側溝がガードレールの切れ目に位置していたため「側溝を認識しづらく、転落しやすい状況だった」と指摘。夜間の転落だったことも踏まえ「防護柵や道路照明の設置など、市は措置を講じる必要があった」と結論付けた。後遺症については原告の病気が影響した、と判断した。

 訴状によると、女性は2013(平成25)年10月に、同市方木田の市道を自転車を押して歩いていた際、道路脇の側溝に自転車ごと転落。全身を強く打ち、後遺症が出た。

 木幡浩市長は判決を受け「この道路施設については国の基準以上に安全性に配慮して設置、管理している。今後の対応については判決の内容を十分に精査して検討したい」とした。