からむし織の「ゴトラ」試作 昭和村、UAE大使に贈る

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アルアメリ大使(左)にからむし織のゴトラを手渡す舟木村長(右)と菅家衆院議員=東京・駐日UAE大使館

 昭和村と奥会津昭和村振興公社は、国指定伝統的工芸品「からむし織」の海外展開を目指し、アラブ首長国連邦(UAE)の男性が正装として頭に巻く「ゴトラ」をからむし織で試作した。公社社長の舟木幸一村長が13日、都内の駐日UAE大使館を訪れ、カーリド・アルアメリ大使に試作品を贈った。

 アルアメリ大使は「軽くて肌触りがとても良い。共同プロジェクトができればうれしい」と称賛、からむし織の活用に前向きな姿勢を示した。

 夏の気温が40度を超えるというUAEでは、ゴトラは一般的に通気性の良い綿で作られ、男性が結婚式や公式な会議などに出席する際に着用するという。

 からむし織は乾きやすくさらりとした肌触りが特徴で、村と公社はUAEへの販路開拓が期待できるとして、からむし織100%と綿を組み合わせた2種類の試作品を手掛けた。

 舟木村長は会談で、からむし織の生産工程を説明し「昔ながらの製法を守った繊細な織物。質の高い製品になる」と強調。アルアメリ大使は「UAEの高級品と比較してみたい。今よりもっと良いものができる」と応じ、ファッションデザイナーにからむし織を紹介する考えを示した。

 橋渡し役を務めた菅家一郎衆院議員(自民、福島4区)が同席した。