福島第1原発「汚染水流入防止」完了 廃炉工程表、初目標達成

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 東京電力は13日、福島第1原発1、2号機の建屋内にたまっている汚染水の水位が、両号機の連通部となっている床面の高さを下回り、汚染水が両号機間で流入しない「連通部の切り離し」を達成したと発表した。

 昨年12月には3、4号機間の連通部の切り離しを完了しており、廃炉工程表「中長期ロードマップ」で目標に掲げた「2018年内の連通部切り離し」を達成した。工程表の目標を達成したのは初めて。

 原発事故で炉心溶融した1~3号機は、溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やすために注水され、高濃度の汚染水が発生。1、2号機と3、4号機は建屋を通じてつながっており、建屋間で汚染水が流入しないよう、連通部の切り離しに向けた作業を進めてきた。

 1、2号機は廃棄物処理建屋を通じてつながっている。東電は7月中旬から両号機の建屋内の汚染水をくみ上げるなどして水位を低下させており、13日、連通部の床面より安定的に低い位置で水位を制御できていると判断した。

 今後、台風などで雨水が建屋内に流れ込み、水位が再び上昇する可能性について、東電は「順次、建屋内への流入防止対策を行っており、さらに水位を下げていく。水位管理はできていると判断している」と否定した。