女子トイレから出火...南相馬の高校で不審火か 煙吸い生徒搬送

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煙を吸い込んだ女子生徒を搬送するため、ストレッチャーを運び入れる救急隊員ら=14日午前9時35分ごろ、南相馬市原町区・原町高

 14日午前8時50分ごろ、南相馬市、原町高から「校舎内のトイレから出火した。初期消火は済んだが、校舎内で煙が充満している」と119番通報があった。南相馬署によると、南校舎2階の女子トイレから出火、避難中に煙を吸った女子生徒9人が病院に運ばれた。9人は夕方までに回復し、全員が帰宅した。現場に火の気がないことから、同署は不審火とみて調べている。

 同署などによると、女子トイレの個室の壁に設置されているトイレットペーパー、ステンレスとプラスチックでできたペーパーホルダーが二つずつ焼けた。現場のトイレでは、ライターなど出火に関係するようなものは見つかっていない。

 校長によると、この日は約460人(全校生徒470人)が登校した。通常通り、午前8時40分から1校時目が始まった。授業開始から約5分後、異臭に気付いた男性教諭が授業を中断し廊下へ出ると、女子トイレから煙が出ているのを発見。教頭と事務長が消火器で火を消し止めた。当時、女子トイレには誰もいなかったという。

 生徒らは校内放送で避難するよう指示を受け、校庭と体育館へ集合。避難後に11人の女子生徒が体調不良を訴え、自力で歩行できないなどの症状があった9人が病院に運ばれた。

 火災の影響で、同校は午前中に授業を打ち切った。正午ごろ、学校から連絡を受けた保護者らが続々と駆け付け、生徒と共に下校した。県高野連副会長を務める校長は火災発生時、秋季高校野球県大会の開会式に出席するため白河市へ向かっていたが、火災を受けて学校へ引き返した。

 同校は15日、予定通り3年生対象の模試を行うほか、部活動も再開する。祝日明けの18日から通常通り授業を行う。