「トールマン展」15日開幕 斎藤清作品など秘蔵品70点初公開

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トールマンさんが画商になるきっかけとなった作品「ハニワ」などが並ぶ会場

 米国出身で世界屈指の美術収集家ノーマン・H・トールマンさん(東京)の秘蔵作品を展示する「ザ・トールマン コレクション展」が15日、柳津町の斎藤清美術館で開幕する。11月25日まで。同美術館の主催、福島民友新聞社などの後援。

 トールマンさんは1967(昭和42)年、ニューヨークの画廊で斎藤清の版画「ハニワ」を見て大きな衝撃を受け、外交官から画商に転身。東京都などに画廊を構え、半世紀で3000点を超える美術品を収集した。

 今回はハニワのほか、県内の原風景や動物をモチーフにした貴重な日本現代版画約70点を初公開する。斎藤のほか、宗像志功や篠田桃紅さんらの独創的な名品も並ぶ。12月には東京都の渋谷ヒカリエでも展示されるが、展覧会後、作品のほとんどが米国の美術館に収蔵されるため、日本で鑑賞できるのは今回が最後の機会になる見通し。

 開幕前日の14日はセレモニーと内覧会が行われた。セレモニーでは井関庄一柳津町長、目黒健一郎館長があいさつ。トールマンさんは「福島の美しさを表現した斎藤の作品を多くの人に見てほしい」と呼び掛け、関係者がテープカットした。福島民友新聞社から柳沼幸男専務が出席した。

 時間は午前9時~午後5時。観覧料は一般700円、大学生・高校生500円、中学生以下無料。15日は午後2時からトールマンさんによるトークイベントが開かれる。聴講無料。会期中はギャラリーツアーなどのイベントも行われる。