「磐梯吾妻スカイライン」全面通行止め 吾妻山・警戒レベル2

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噴火警戒レベルの引き上げに伴い通行止めになった磐梯吾妻スカイライン旧土湯ゲート=15日午後4時25分ごろ

 吾妻山(一切経山)の噴火警戒レベルが2に引き上げられた15日午後、火口から1.5キロ範囲の立ち入りが規制された。「噴火が予想されます。ただちに避難してください」。観光客でにぎわっていた浄土平周辺に緊張が走った。観光客が一斉に避難する事態となった。磐梯吾妻スカイラインは全面通行止めとなり、観光業の関係者から影響を懸念する声が上がった。

 午後1時。噴火警戒レベル引き上げの発表と同時に避難誘導が始まった。大穴火口から600~700メートルの規制区域内にある浄土平レストハウスとビジターセンター、天文台の3施設は「皆さん落ち着いて行動してください」と屋内外に設置されたスピーカーを通し避難を誘導。県警ヘリも出動。上空から登山者に避難を呼び掛けるなどものものしい雰囲気に包まれた。

 浄土平レストハウスの館内には100~200人ほどの観光客がいた。販売促進課長の阿崎敏幸さん(48)は「観光客の皆さんは落ち着いていた。従業員も含めて30分ほどで避難は終わった。支配人と2人で残り、片付けをして下山した」と話した。阿崎さんは火山活動の活発化を不安視する。「火口から出る噴気の勢いが強まり、普段出ないところからも出ていた。『シュー』という音も大きかった。気になっていたところだった」と表情を曇らせた。

 旧土湯ゲートに「通行止」の看板

 磐梯吾妻スカイラインの旧土湯ゲートには「通行止」と書かれた看板が設置された。県外からマイカーで訪れた観光客がUターンする光景が数多く見られた。

 広島市から10時間以上かけてドライブに来たという会社員男性(34)は「10年ぶりの吾妻山。ドライブを楽しみたかったが残念。活火山というイメージがなかった」と話した。オートバイで都内から訪れた会社員男性(49)は「スカイラインはバイク雑誌には必ず載っている名所。ダイナミックな道を走りたかった」と話した。