除染54事業者に「法令違反」 福島労働局発表、廃炉42事業者

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 福島労働局は14日、今年1~6月に東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業に携わった96事業者のうち54事業者で労働基準法などの違反があったと発表した。違反率は56.3%で前年(1~12月)より12.1ポイント増加し、違反が過半数を占める高い水準となった。

 違反件数は96件で、このうち安全衛生関係は42件、労働条件関係が54件だった。元請事業者が下請事業者に十分な指導をしていなかったり、除去土壌の放射能濃度を事前に調査していなかったりしたケースなどがあった。

 一方、第1原発の廃炉作業については、105事業者のうち42事業者で労働基準法などの違反が見つかった。違反率は40%、違反件数は83件で、元請事業者の指導不足や時間外労働に対し適切に計算した割増賃金を支払っていなかったケースなどがあった。