15世紀の館主住居か...大型の掘立柱建物跡発見 富岡・毛萱館跡

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毛萱館跡の発掘調査で見つかった大型の堀立柱建物跡

 富岡町毛萱の毛萱館(けがやたて)跡の発掘調査で、館主の住居だったみられる大型の掘立柱建物跡や調度品が見つかったことが分かった。県教委が4日までに発表した。

 県教委によると、館跡は構造や調度品の特徴から、15世紀に築造されたと推定される。同地域は戦国時代の1474(文明6)年に楢葉氏が滅亡後、岩城氏と相馬氏が占領を繰り返したとされる。館跡は、堀が深く強固な防備が施されていた。調度品のつぼや茶臼の破片なども出土し、楢葉氏の滅亡前後の情勢を知る手がかりになるという。県教委は「岩城氏と相馬氏がにらみ合った最前線。浜通りの歴史を語る重要な資料」(文化財課)としている。

 館跡は県道広野小高線(通称・浜街道)のバイパス化に伴う整備の区域にある。県教委は昨秋から、県埋蔵文化財包蔵地として館跡約1万平方メートルを対象に調査を進めていた。館跡からは縄文時代晩期から弥生時代にあったとみられる集落跡や土偶も見つかった。

 県教委は7日午後1時30分から、発掘調査の現地説明会を開く。住所は富岡町毛萱字前川原232の2。近隣に駐車場や受付場所を設ける。申し込み不要。当日の問い合わせは文化財課の担当者へ。

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