福島県初「危機管理水位計」運用始める 阿武隈川、荒川に設置

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 福島河川国道事務所は15日、福島市の阿武隈川と荒川の2カ所に県内初の危機管理型水位計を設置、運用を始めた。従来の常時監視システムに加え、一定の水位を超えた時点で情報を発信する新たなシステムを導入、災害時に住民の迅速な避難を促す。

 昨年7月の九州北部豪雨や今年7月の西日本豪雨など、近年の豪雨被害で全国各地の中小河川の氾濫が相次いでいることを受け、国交省は全国規模で危機管理型水位計の設置を進めている。同事務所は今年12月をめどに15日から運用を始めた水位計を含め、阿武隈川と荒川に計21カ所の危機管理型水位計を設置する。

 従来は県内の阿武隈川・荒川流域の各市町村に1カ所程度、12カ所の水位観測所からデータを配信してきた。今後は、新たに設置する危機管理型水位計と合わせ、33カ所の地点で水位情報を観測し、配信。住民により身近な地点の水位情報を迅速に提供することが可能になる。

 既存の水位計は常時、水位を監視し無線を通じてデータを県などに送信してきた。一方、危機管理型水位計は一定の水位を超過した時に観測モードに切り替え、10分以内に1回の間隔で水位データを観測、送信できる。小型化、低コスト化も特徴で、水位計の大規模な増設による水位情報網の拡充の効果が期待される。

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