真心一丁!脱サラ20年の店主・小原さん 全国豆腐品評会で入選

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
もめん豆腐を手に「良い商品を作れば場所は関係なく評価されることを証明したい」と話す小原さん

 豆腐業界の振興・発展を目指す今年の第4回全国豆腐品評会で、喜多方市高郷町の豆腐屋おはらを営む店主小原直樹さん(59)が作った商品が県内で唯一入選した。広告業から転身して約20年。小原さんは「全国で一定の評価を頂いたのがうれしい」と喜ぶ。

 品評会には、東北大会を勝ち抜いた「もめん豆腐」「豆幻郷(とうげんきょう)」を出品。もめん豆腐が木綿豆腐の部で4位、豆幻郷が充填(じゅうてん)豆腐の部で5位にそれぞれ輝いた。

 品評会は9月29、30の両日、札幌市で開かれ、全国の予選を通過した97社161点が出品され、味、食感や見た目などを審査した。もめん豆腐は甘みの強い宮城県産の大豆を多めに使用し、豆幻郷は会津の希少な在来種とされる「鉄砲豆」で仕上げている。

 小原さんは香川県善通寺市出身。広告会社勤務時代に「商品を売るための手伝いではなく、実際に商品を作る側に挑戦したい」と決意した。約20年前に喜多方市に移住した時に鉄砲豆の豆腐に出合い、その後独学で豆腐作りを始めた。豆腐を作る場所は昔豆腐店だった空き店舗を見つけた。脱サラで挑戦した豆腐作り。地元の協力もあって、豆腐は口コミなどで評判が広まり、会津若松市の飲食店に提供するなど多くのファンを作っている。

 今回の品評会に臨むに当たり地元高郷中の生徒に味見してもらうなど、地元に密着した豆腐作りに汗を流す。小原さんは「次こそは日本一の豆腐の称号を手に入れて地域に恩返ししたい」と、これからも豆腐と向き合い続ける。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

内堀知事初登庁「2期目」スタート 挑戦を進化...復興創生前進