「辛油」など3商品開発 民間団体、唐辛子を小高の特産に

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「唐辛子を小高の新たな特産物にしたい」と話す広畑代表

 福島県南相馬市小高区の活性化に取り組む民間団体「小高工房」が地元産の唐辛子を使った商品を開発した。小高区ではサルやイノシシなどが農業再開の妨げになっているが、唐辛子には手を出さないとされている。小高工房は住民の協力で育てた唐辛子を新たな特産として売り込み、復興もアピールする考えだ。

 開発した商品は一味唐辛子「小高一味」、南相馬市産の菜種油を使った「辛油(からゆ)」、吾妻食品(猪苗代町)と共同開発したショウガしょうゆ漬け「じみーに辛い うまくて生姜ねぇ!!」の3種類。このうち、しょうゆ漬けは原発事故で避難区域となった市町村の事業者を支援する経済産業省の「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」の一環で製造した。

 「有害鳥獣が近寄らず、家庭菜園で手軽に作れる唐辛子を新たな特産にしよう」と小高工房の広畑裕子代表(60)は昨年、事業を始動させた。小高工房が唐辛子の苗を1本当たり100円で販売、購入した住民が自宅の庭などで栽培し、赤く実った唐辛子を小高工房が買い取る仕組みだ。今年は64の個人、団体が事業に参加した。

 兼業農家だった男性(76)は小高区にある災害公営住宅の庭で唐辛子を栽培しており、「唐辛子作りがきっかけで地域の人との話の種が増えた」と笑みを浮かべる。

 商品の価格はいずれも税抜きで「小高一味」が500円、「辛油」が30グラム入り500円、93グラム入り1200円、「じみーに辛い うまくて生姜ねぇ!!」が640円。

 20、21の両日に東京都内で開かれる「福島フェス2018」で商品を発表する。その後、南相馬市で販売する予定。

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