「蔵のまち喜多方」アプリでお得に 割引、裏メニュー...周遊観光

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 地域経済の活性化を目指す福島県喜多方市の若手経営者らでつくる会津喜多方グローバル倶楽部が、スマートフォンなどのアプリを活用した誘客に乗り出す。ネットワークで結ばれた複数のコンピューターが取引を記録する「ブロックチェーン」の技術を活用した電子チケットアプリを通して市内協力店で使えるお得なサービスを提供することで観光客の回遊性を高めて喜多方ファンを増やすのが狙い。23日には初の実証実験を行い、来年度にも本格的な導入を目指す。

 「手もとで喜多方の魅力を知ってほしい」。同倶楽部の星龍弥社長(41)は、アプリに込めた思いを語る。ラーメンや酒蔵ばかりでない、飲食店を中心とした魅力をアプリで発信することで、若者やインバウンド(訪日外国人誘客)にもつなげたい考えだ。

 アプリの名称は「キマ☆チケ」。ICT(情報通信技術)を使ったサービスなどを行う日本ユニシス(東京都)が手掛け、会津大(会津若松市)の藤井靖史客員准教授(41)も開発に向けてアドバイスした。

 利用者はスマートフォンなどに入れたアプリを通して、協力店の配信するお得な電子チケットや複数店舗の商品とサービスを組み合わせた「周遊セット」など、利用したい項目を選択。利用者は協力店でアプリを提示すると選んだサービスや決済を受けられる。協力店は、電子チケットを読み込むための紙のQRコードを用意するだけで済むという。

 電子チケットとして配信するサービスは、商品の割引などはもちろん、飲食店では通常は提供されない「裏メニュー」などを想定。正式導入後はクレジットカードなどを使った自動決済機能を取り入れ、スマートフォン一つでの観光を可能にする考えだ。

 実証実験には会津大の学生らが協力、喜多方市内の数店舗で使える周遊セットを利用してもらい、使い勝手などを調べる予定だ。アプリを通して利用頻度も把握できるため、同倶楽部は、利用者と協力店の交流も期待しているという。星社長は「アプリを通し喜多方の固定客を増やし、地域の回遊性を向上させたい」と意気込んでいる。

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