つつじ園「26代目の夢」 岩瀬農高・渡辺さん、全国大会へ情熱語る

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
「迫力を大事に、自分の思いを伝えたい」と話す渡辺さん

 岩瀬農高園芸科学科3年の渡辺優翔(ゆうと)さん(17)=福島県須賀川市=が、日本学校農業クラブの意見発表東北大会で最優秀賞に輝いた。

 渡辺さんは約300年間、25代にわたり須賀川市の名所の一つ「大桑原つつじ園」を管理してきた家の生まれ。「26代目の夢」と題した意見発表で全国切符をつかみ取り、「つつじ園を須賀川のシンボルにしたい」と、その情熱を大舞台で披露する。

 渡辺さんが出場したのは東北大会の意見発表分野3類(ヒューマンサービス)。同校から全国へ進むのは1986(昭和61)年以来となる。

 渡辺さんは同園を手入れする祖父や父の背中を見ながら育った。「跡を継ごう」と心に決めたのは中学3年の時。祖父の病気がきっかけだった。「つつじ園を大きくして(祖父を)喜ばせたい。恩返しがしたい」と、岩瀬農高に進む道を選んだ。

 昨年は県大会止まりだった。「思いだけが出てしまい、具体性に欠いた」と反省。地域住民と協力した宇津峰山でのツツジの植栽や交流サイト「フェイスブック」などによる同園の紹介、小型無人機「ドローン」を使ったPRなど、ツツジや同園の魅力を伝える取り組みを意見発表に盛り込み、宮城県名取市で8月に開かれた東北大会で堂々と披露した。

 分野3類では動植物や地域資源の活用、伝統文化の継承などに関する意見を7分以内で述べる。「訴え掛けるような迫力を大事にしたい」と渡辺さん。「県大会や東北大会で敗れた仲間の思いも胸に、悔いのない発表をしたい」と力を込める。

 全国大会は24日に鹿児島県さつま町で開かれる。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

内堀知事初登庁「2期目」スタート 挑戦を進化...復興創生前進