飯舘村民の人生を記録に 「自分史プロジェクト」福島大生が取材

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
和やかな雰囲気で自分史作成に向けて取材を進める学生と村民

 飯舘村と福島大行政政策学類による「自分史プロジェクト」で、同大の学生たちが23日、村の高齢者たちの取材を始めた。同大4年の学生(22)は「(一人一人に)きちんとした歴史があると感じた。自分のルーツである祖父母にも話を聞きたい」と話した。

 プロジェクトは村民一人一人の人生を記録に残す取り組みで、事業開始の本年度は学生が高齢者20人を取材し、生い立ちや青春時代、震災など一人一人の歩みをまとめた冊子を作る。

 同村のサポートセンターつながっぺで行われた取材では学生が子どものころの思い出や村の好きなところ、自慢したいことなどを質問。和やかな雰囲気で取材が行われた。

 学生の取材に応じた同村の女性(81)は「人生を振り返るいいきっかけになった」とはにかんだ。冊子は来年1月に完成予定でB5判で500冊作る。取材に応じた村民らに配るという。

 プロジェクトは村と同大が結ぶ復興に向けた協力協定に基づく事業の一環。古里を離れて同大に通う学生に「地元」を見直すきっかけとしてほしいとの願いも込められている。現在の飯舘村を築き上げた高齢者に誇りを取り戻してもらうことや、一人一人の記憶を拾い上げることも目的で、若者に村の歴史として伝えることも狙いとしている。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

内堀知事初登庁「2期目」スタート 挑戦を進化...復興創生前進