『合唱王国』連日の快挙 全日本合唱中学、郡山五の神聖な歌声

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全国1位の文部科学大臣賞に選ばれ、歓喜に沸く郡山五=長野市・ホクト文化ホール

 長野市のホクト文化ホールで28日に行われた第71回全日本合唱コンクール全国大会中学校部門。混声合唱で7年連続7度目出場の郡山五が文部科学大臣賞、16年連続18度目出場の郡山二が長野市長賞に輝き、県勢2校が高校部門に続き全国1、2位を占めた。「合唱王国」を代表する生徒らによる連日の快挙。関係者は歓喜に沸き、華麗な歌声の数々は会場を魅了した。

 混声の文部科学大臣賞受賞が発表されると、郡山五の部員らは一瞬言葉を失い、直後に笑顔で仲間と手を取り合いながら喜びを爆発させた。確かな練習で練り上げられたハーモニーが2年ぶりに全国の頂点を引き寄せた。

 今年はプーランク作曲の「クリスマスのためのモテット」から「大いなる神秘」「賢者たち星を見て」「今日キリストは生まれぬ」の3曲を演奏。その華やかな歌声で会場の空気をヨーロッパの教会さながらの神聖な雰囲気に変えた。

 ラテン語の宗教歌という難曲に対し、部員たちは野球の米大リーグで活躍する大谷翔平選手にならい、個人や部全体の目標や課題を書き出す目標達成シートを作り練習に励んできた。奥田敦也部長(3年)は「練習すべき課題が明確になった」とその効果を語る。

 小針智意子顧問は「高く評価してもらいうれしく思う。生徒にはこの結果を励みに、新たなスタートを切ってほしい」と受賞をたたえ、生徒にエールを送った。表彰の壇上でも涙を見せた奥田部長は「積み重ねてきたことが素晴らしい結果となった。この経験を生かしながら高校でも合唱を続けたい」と喜びをかみしめた。

 郡山二、連続「金」バトンつなぐ

 混声で全国2位となる長野市長賞を獲得した郡山二。16年連続金賞の歴史もつなぎ、先崎真知部長(3年)は「全員で楽しんで歌うことができた」と瞳を潤ませながら喜びに浸った。

 宗教曲の2曲を「カンターテ ドミノ」(ラター作曲)、「ルクス エテルナ」(エルガー作曲)の順で演奏。天に届くように華やかな1曲目から、しっとり繊細な2曲目へ、曲調が対照的な両曲を伸び伸びと歌い切った。

 佐藤美奈子顧問は「それぞれの曲の良さをしっかりと出せていた。(生徒たちは)きらきら輝く本当にいい表情で歌っていた」と充実した表情を浮かべた。

 部員48人が集大成のステージを披露し、全国大会常連校としての存在感を改めて刻み込んだ郡山二。先崎部長は後輩たちに「今まで一緒にやってきたことを引き継いでいってほしい」と伝統のバトンを渡した。

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