福島ホープス...存続の『岐路』 入場者数が低迷、経営難に直面

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 プロ野球独立リーグ、ルートインBCリーグに所属する福島ホープスが経営難に直面している。球団を運営する「福島県民球団」(郡山市)が2期連続の赤字などから資金難に陥り活動ができなくなる可能性が高まっているためで、新会社への事業譲渡が検討されるなど、チームは存続の岐路に立たされる。

 「選手を路頭に迷わせるわけにはいかない」。今月初旬、取材に応じた岩村明憲球団代表・監督はチームの今後について明言は避けつつも、表情を曇らせ、経営問題を抱えていることを明かした。

 ホープスは2015(平成27)年シーズン、本県初のプロ野球球団として、扇谷富幸氏が球団社長に就きBCリーグに参入した。元メジャーリーガーで高い知名度を誇る岩村氏が選手兼任監督として入団したことや、参入1年目に東地区で後期リーグ優勝を果たすなど大きな注目を集め、初年度は黒字を計上した。

 しかし、経営は次第に悪化。16年12月期決算に979万円の経常損失を計上すると、17年12月期決算は経常損失5679万円と2期連続の赤字に陥った。赤字の大きな要因となったのはホーム戦の入場者数低迷だった。

 BCリーグ所属球団...ファン拡大試行錯誤

 BCリーグ所属球団の2015(平成27)~17年度までの1試合平均入場者数は600人台。最も多い新潟アルビレックスBC(新潟)が平均約1000人だ。各チームともプロ野球で活躍した選手や監督を招聘(しょうへい)したり、野球教室やファン交流イベントを開催したりしてファン拡大に力を注ぐ。

 栃木ゴールデンブレーブス(栃木)は今季、元巨人の村田修一内野手を獲得。有名選手獲得で入場者数は増え、9月の最終戦は6025人を集めた。一方で、今季日本一の群馬ダイヤモンドペガサス(群馬)でも観客数は1000人に満たないことが多く、球団関係者は「成績が良くても人集めは厳しい。スポンサーの冠を付けた試合などを企画しアピールしている」と話す。

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