「相馬土垂」復活!伝統野菜が給食に 菊地さん栽培のサトイモ

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細長く粘り気が特徴の相馬土垂

 相馬市の大野村農園代表菊地将兵さん(32)が復活させたサトイモの在来種「相馬土垂(どだれ)」が11月から、相馬市の学校給食に使用される。菊地さんは「伝統野菜を通じて地元について知るきっかけになる。地域に根付いていってほしい」と話している。

 相馬土垂は昭和40~50年代に相馬地方の一部の農家で栽培されていた在来種。細長く、粘り気があるのが特徴で、5月に種芋を植え10月末から11月末までが収穫期。菊地さんが風評に負けない地元の野菜を求めて種芋を探し出し、4年ほど前から栽培をしている。

 市教委は本年度から進める小、中学校の給食費無料化に伴い地元の農産物の活用策を進める中で、相馬土垂の存在を知り、採用を決めた。「けんちんうどん」や「みそおでん」などのメニューの具材として使用する予定。

 給食への採用を前に、菊地さんの母校大野小の1年生が食育の一環で菊地さんの農園を訪れ、相馬土垂を収穫した。菊地さんは子どもたちに「(相馬土垂)は相馬にしかないので守っていってほしい」と語り掛けた。収穫を体験した男子児童(7)は「給食で味わえるのが楽しみ」と笑顔を浮かべた。相馬土垂は市場に出回るほどの量はまだ収穫できていないのが課題。菊地さんは、イベントなどで提供し周知を図りながら、市内の若手農家に栽培を呼び掛けている。

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