福島ホープス、運営の行方『不透明』 平均入場500人割り込む

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新会社への事業譲渡などが検討されている福島ホープス。今後の行方が注目される

 9月8日にヨーク開成山スタジアム(郡山市)で行われた福島ホープスの今季ホーム最終戦。雨にもかかわらず500人を超える観客が選手に声援を送ったが、球場には空席も目立った。チーム発足から4年。認知度は上がったが、年間35試合以上行われるホーム戦のスタンドが観客で埋まることは少ないのが、今のチームの現状だ。

 初年度はホーム戦の平均入場者数の目標を1試合1300人に設定。しかし実際の平均入場者数が515人にとどまると、入場者数は毎年ほぼ平行線をたどり、今年はリーグ参入後初めて平均500人を割り込んだ。メイン球場として使用してきた同球場や、あづま球場(福島市)での試合も減少。初年度から球場を盛り上げてきたオフィシャルチアリーダーのホープスガールズは、今季の開幕を前にした1月に解散が報告された。

 関係者によると、2月の株主総会は赤字のために紛糾したという。経費削減策を提示した球団社長の扇谷富幸氏だったが、今季のホーム開幕戦にはその姿を見せなかった。球団代表・監督を務める岩村明憲氏が今月、「扇谷氏とは半年以上会えていない」と吐露するなど、チームの運営の行方は不透明さを増している。

 BCリーグ所属球団の経営問題では、2009(平成21)年に福井ミラクルエレファンツ(福井)の経営難が表面化。入場者数の伸び悩みや経営努力が足りず、支援企業などが新会社を設立、事業を譲渡することでチームの存続を図った。

 福島も現在、小野剛ゼネラルマネジャーを中心に新会社設立に向け、株主などへの説明を続けている。岩村氏はチーム存続に前向きで、すでに来季を見据え、1試合当たりの観客数千人を目標とする考えや、イベントへの積極的な参加も示唆する。

 県内では、11年にサッカーJ3(当時東北社会人リーグ1部)の福島ユナイテッドFC運営会社が資金難となり、福島市内の有志でつくったAC福島ユナイテッドに運営を譲渡。経営基盤を確立させ黒字化に転じた例もある。BCリーグは、来季の参入を認めるか否か、早ければ今月末にも判断するとしている。

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